もみ殻処分に困っている稲作生産者様の問題を解決するために
稲作は4月頃から田植えを行い、毎日手をかけてきた田んぼの収穫は秋がピークを迎えます。収穫したお米を乾燥させて、もみ殻を取り除き、玄米の状態にして袋詰をしてお米を出荷します。
お米を出荷して一段落と言いたいところですが、大量のもみ殻が辺り一面に残ってしまうのです。
多くの稲作生産者様で行っているもみ殻の処分方法というと、主に土の中に混ぜる、焼却処分、産業廃棄物として処分という3つのパターンがあります。
しかし、肥料として田んぼの中に混ぜた場合、土壌改良として土が柔らかくなることがありますが、もみ殻の影響で翌年の稲作に影響がでるというケースもあります。
焼却処分した場合、悪臭と煙が漂い近隣からのクレームも避けることができません。近年では焼却処理の規制も厳しくなって焼却処分は行政の指導により禁止されている土地も多くなっています。
産業廃棄物として処分する場合は、処分に対して費用が発生してしまいます。
もみ殻処理の挑戦へ
稲作農家さんは、口を揃えて「もみ殻の処分に困っている」ということを聞き、弊社では、何か解決方法は無いか考えました。
もみ殻処理の問題を解決しようと、過去にも様々な企業がもみ殻の有効活用に挑戦してきました。
しかし、もみ殻は硬いため、機械の方がもみ殻の硬さに刃が立たないことがほとんどで、硬さをクリアしてもコストがかかってしまうという問題がでてきてしまい、もみ殻の有効活用に挑戦する企業はほとんどなくなりました。
世界へ広がるもみ殻の有効活用
もみ殻処理の問題を解決することができ、今まで廃棄するしかなかったもみ殻を有効活用することに成功しました。
モミガライトは、燃焼した際に有害物を排出しない地球環境に優しい、固形燃料として、すり潰されたもみ殻は水稲用苗床や農作物の培土、畜舎の敷料などとして広く有効活用されています。
また近年では、バイオマス発電の燃料としても注目され日本国内のみならず、海外でもモミガライトが使われています。
地球にやさしい燃料として、モミガライトを、より身近な存在として広げていくことが我々の使命と考えております。